栃木県の名物料理【しもつかれ】のレシピと簡単な作り方
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しもつかれは、北関東地方(主に栃木県方面の名物料理です。群馬県・茨城県方面なども地域によってはあるところもあります)に分布する伝統の郷土料理で、初午の日に作り赤飯とともに稲荷神社に供える行事食のことです。
レシピと簡単な作り方は、鮭(新巻鮭)の頭・大豆(節分に撒いた残り)・大根・人参・その他の余り物を細切れにしたり、目の粗い大根おろし器の鬼おろしで粗くすり下ろして酒粕と共に煮込みます。
地域によっては油揚げを刻んで入れることもあります。
調味料を一切用いず、鮭や酒粕の量を加減することで味を調整するのが一般的です。
また、栃木県の真岡市などでは、これらの材料に少量の酢を入れることもあります。
しもつかれは、地域によりしもつかり、しみつかり、しみつかれ、すみつかれ、すみつかりとも呼ぶこともあります。
しもつかれは、『宇治拾遺物語』『古事談』などの説話にも記述されている「酢むつかり」を起源とする説が有力であり、江戸期、飢饉の時に飢えを凌ぐための食物である救荒食としてよく使われるようになった伝統ある郷土料理です。
「しもつかれを7軒食べ歩くと病気にならない」や「なるべく多くの家のしもつかれを食べると無病息災である」
など、しもつかれについて伝えられ、現在でも重箱に入れて隣近所でやりとりする風習が残っている地域もあります。
このように昔から栄養豊富な保存食として地域に根付いています。
しもつかれという名前をこの曲を通して聞いたことがあるという人もいると思います。
それが森高千里の代表曲の1つ(後にミニモニ。もカバーした)である『ロックンロール県庁所在地』の歌詞にしもつかれが登場しており、栃木県の郷土料理といえばしもつかれというイメージも定着しました。
また、しもつかれは、2007年12月18日に農林水産省の主催で選定された農山漁村の郷土料理百選において、ちたけそばとともに
栃木県を代表する郷土料理として郷土料理百選にも選ばれました。
地域によってさまざまな食べ方があり、冷えた状態で食べることも温めて食べることもあります。
そのまま食べる事も、米飯にかけて食べることもあります。
また、お茶うけとして、小さめのどんぶりに入れて出されることもあります。
更に一度煮あがったしもつかれには再度温めなおすなどせず、勝手の土間に保管し、表面が凍ったものを温かいご飯と食べることが最もおいしい食べ方とされている地域もあります。
温かいものと冷たいものを敢えて一緒に食べるというのも粋ですよね。
家庭料理であるしもつかれは主に母方家系で伝承される傾向があるため、その家庭ごとに特徴的な味があります。
各家庭によって味や製法、材料が異なり、同じ「しもつかれ」と言う料理でも複数の家のものを食べ比べることでまったく異なった味に出会うこともあります。
このため、同郷者でも他家の製法のものを難なく食べることが可能かは人それぞれの味覚によるところが大きいようです。
ぜひ一度は味わってみたいしもつかれですが、独特な味や香りとその外見から、好き嫌いが激しく分かれる料理ですので、食べてない方もぜひ食べられるか食べられないか、試して確かめるしかないです。
栃木県では、近年は地元のスーパーマーケットで袋詰めになった既製品が市販されるようになりました。
また、道の駅などでも購入することができます。
栃木県では学校給食のメニューになっている地域もあるほど地元に根付いています。
テレビ番組で取り上げられたらこともあります。
2006年1月22日放送の田舎に泊まろうでは彦摩呂さんが珍しい郷土料理が食べられる田舎を求めて栃木県那須郡那珂川町を訪問しました。
その際にしもつかれが紹介されました。
名物料理 しもつかれ 350g |