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飛騨牛の朴葉味噌焼きが美味い!【肉のひぐち】飛騨牛を訳あり送料無料!

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岐阜県だけで食べる事ができる、自慢の一品は 「飛騨牛の朴葉味噌焼き」です。

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岐阜県の代表的な郷土料理として、県民の中でまず1番に名前が上がるのが「朴葉味噌(ほおばみそ)」だと思います。

 

朴葉味噌とは本来、自家製の味噌を乾燥させておいた朴(ほおば)の葉に載せ、その上でネギなどの薬味や椎茸などの山菜・キノコをからめるように焼いたものの事で、それをご飯に載せて食べる飛騨・高山地方の料理です。

 


朴は飛騨地方の山林に豊富に生息しており、葉は直径10㎝から30㎝のものも珍しくないとても大判な葉です。夏に採れる青い若葉では、寿司飯や餅を巻いて朴葉が持つ柔らかい香りを楽しみますが、カビを防ぐ効果もあり保存の為に使用することもあったようです。

朴葉味噌には、霜が降りる前に枝から落ちた葉を拾い、3日程塩水に漬けてから乾燥させておいたものを使用します。

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朴葉味噌の起源としては諸説ありますが、昔から厳しい寒さと雪に見舞われるこの地域で、囲炉で冬に凍った漬物を朴葉の上で溶かし、味噌で和えて食していた文化が始まりではないかと言われています。

 

秋のうちに乾かし保存しておいた朴葉と凍った漬物、そして各家で必ず仕込んでいた味噌で、厳しい冬の季節を乗り越えていたようです。


料理屋の朴葉味噌では、地味噌と呼ばれる岐阜北部地域の特産を使用します。

 

地味噌は国産大豆を樽でじっくりと熟成させた強みと深みがある特徴的な味で、少し焦げた地味噌とネギの相性は抜群。

 

それだけでご飯が何杯でも食べられる絶品です。ご飯だけでなく、地元ではきゅうりや大根などのスティック野菜にディップする食べ方も地元の居酒屋などでは人気です。

 


すぐお隣の長野信州でも、旅館や食堂などで見かける事ができますが、近年では観光業として岐阜県として地方色を出すようになった為、朴葉味噌の上に野菜や肉を載せて焼く形式で供される一品料理に進化しました。

 

そこで誕生したのが、岐阜県が誇るブランド牛、飛騨牛を乗せた「飛騨牛朴葉味噌焼き」です。

 


飛騨牛の朴葉味噌焼きは飛騨高山周辺はもちろん、郡上市より北部全域、もしくは岐阜南部の一部の郷土料理屋で味わう事ができます。

 

県内では朴葉と味噌のセットがおみやげショップに必ず並んでいますし、岐阜南部でもスーパーマーケットで購入する事も可能なので、遠方からのお客様をもてなす為に、肉屋で仕入れた飛騨牛を使い自宅で作ることもよくあります。

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朴葉味噌と好みの野菜・そして肉を乗せた鉄板に火を入れると、しばらくしてふつふつと味噌が煮え薬味の香りが絡んで食欲をそそります。

 

野菜が柔らかくなったころ、ミディアムに焼けたお肉をいただくのが最高の贅沢です。

きめ細かで柔らかい全域と網目のような霜降りが特徴の飛騨牛に、味噌を通してじんわりと優しく熱が入る為、網や鉄板で直接焼いた時に比べ、口の中でとろけるような柔らかさを感じる事ができます。

 

飛騨牛の持つ芳醇な味わいが、味噌によってより引き立つのも特徴です。

 

飛騨牛のピンク色とにんじんやネギ、しいたけやピーマンなど旬の野菜の賑やかな彩りは、視覚的に鮮やかですが、朴葉の落ちついた色合いがそこに風情を加えます。

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ふつふつと味噌が焼ける音や香り、箸でつまむだけでわかる飛騨牛の柔らかさ...。味覚だけでなく、視覚・嗅覚・聴覚・触覚で楽しめる食事。5感で味わうという事は、まさにこういう事なのかとしみじみと実感する事ができます。

 


旅館で温泉にゆっくり浸かった後に、飛騨牛の朴葉味噌とビールをいただくのは地元岐阜県民にとっても天国のような時間。

 

県外からでなく、岐阜県民もこの時間を楽しみに飛騨地方に年に数回、飛騨の旅館に足を運びます。

 

各地に郷土料理はありますが、そこまで愛される郷土料理も珍しいのではないかと思います。飛騨牛の朴葉味噌は観光客だけでなく、岐阜県民にも愛される絶品料理です。