愛媛県今治市名物料理【鉄板焼鳥】絶品のお店は五味鳥(ごみどり)
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自慢の名物料理一品、紹介させて頂きます。
……え、普通の焼き鳥じゃないの?
とんでもない!まず1番の違いは、
『串にささってない』焼鳥なんです!
串にささってないけど、焼鳥なんです!
元々、愛媛県今治市(旧名:立花村・日高村)で養鶏が盛んに行われてました。
でも鶏肉メインの料理屋さんが、無かったんです。
その時には「せんざんき」と呼ばれる鶏のから揚げが名物だったんですけど、無かったんです。鶏肉料理専門店。
そんな中今治市に“焼き鳥”を主とする「五味鳥」が営業を始めました。
ただ、主流の串にささった焼き鳥ではなく、串に刺さない肉を鉄板焼きにしていました。
これが鉄板焼鳥の始まりです!
「五味鳥」店主が大阪で食べ歩きで、鉄板焼きの居酒屋に入ったことがきっかけだそうです。
調理法は、1センチほどの厚さの鉄板に肉を並べ、さらに「プレス」と呼ばれる持ち手つきの鉄板で上から押さえる。……え、それだけ?
炭火焼とか直火焼きとか凝った焼き方じゃないの?
今治の商人の特徴としては「せっかちである」ということです。
鉄板で焼くとお客への料理提供時間が早い!
そして安くて美味しい!
この3点で一気に人気なったのが「鉄板焼鳥」なんです。
なんだか、ファーストフード店みたいですね。
ちなみにこの五味鳥オープンが1961年、愛媛県今治市という片田舎で、ある種最先端の発想の料理が振る舞われていた!
これはとてもすごい事だと思っています。
焼き鳥店は設備投資が比較的少なくて済む、これはいいと鉄板焼鳥新規参入店が相次いで誕生しました。
でも、何故こんなに鉄板焼鳥がブームになったんだろう?―――これは、タオル製造と造船業で働く人が焼き鳥店なら仕事着のまま汚れを気にせず入れるからであったという説が最有力と言われています。
今治市はタオルと造船の町、職人さん達の町ですから。
そして、1999年3月。
しまなみ海道開通で本州と今治市がつながった際、今治市は「人口当たりの店舗数が日本一」として焼き鳥日本一宣言を行いました。
ちなみに2013年時点で今治市内の焼鳥店件数は60軒、ランキングとしては残念ですが市町村ランキングでは1位ではなく6位。
県別ランキングでは8位という結果に。
ただ、鉄板焼鳥という特色は今治市民から今も愛されており、居酒屋メニューの花形!そして立派なご当地メニューの1品と進化していきました。
元々はファーストフードみたいな感覚だったのに、面白いですよね。
流行って。
あ、ちなみに鉄板焼鳥だけじゃなく普通の串にささった焼鳥も売ってます。
ただ、店によって鉄板と炭火焼きを使い分けたりとか。
串で刺した肉を鉄板で焼いたりとかの特色があります。
そして、最近今治市で有名なものがあります。ご当地ゆるキャラの「バリィさん」です!
なんか不思議な冠被った黄色いヒヨコが腹巻巻いて、船のおもちゃ持ってます。
なんかぼけっとしてて、愛嬌がある不思議なヒヨコです。
ちなみに不思議な冠の正体は来島海峡大橋、船のおもちゃは造船業。
腹巻はタオル。
そしてヒヨコは焼鳥!……あ、バリィさん自体は焼鳥にはなりませんよ?
バリィさんの好物も焼鳥です。
ちなみにデザイナーさんがこのデザインにした理由は、今治市は鉄板焼鳥が名物の1つだからだそうです。
バリィさんと焼鳥のコラボ商品としては、2011年にサークルケイサンクスは、愛媛県産米に今治名物の鉄板焼き鳥を載せ、今治市のゆるキャラをあしらった「バリィさんの焼鳥丼」があります。
ただこれ、『四国地方・広島県島嶼部』で期間限定販売だったんですよね。
私は今就職で今治市を離れてます。
食べたかった、本当に食べたかった。
この鉄板焼鳥ですが、自宅で簡単に食べられるようレシピもネットにいくつか存在しています。
それを調べて、自宅で作ってみてもいいんですが。