沖縄の郷土料理【タコライス】 送料無料のオキハム タコライス通販ある?
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タコライスの歴史
タコライスはメキシコ料理の「タコス」を、ご飯と一緒に食べるという、まったく新しい味として沖縄で誕生しました。
タコスは、スパイシーに味付けしたひき肉、野菜、チーズ、サルサソースなどを「トルティーヤ」と呼ばれるトウモロコシを原料としたシェル(皮)にくるんだり、はさんだりして食べる、伝統的なメキシコ料理です。
メキシコ料理をアメリカ人好みに食べやすくした「Tex-Mex料理」は、アメリカのテキサス州やカリフォルニアなどで非常に人気がありました。
その「Tex-Mex料理」のひとつであるタコスが、米軍統治下時代の沖縄に持ち込まれ、米軍基地周辺のレストランを中心に、次々とメニューに加えられていきました。
そうして、1984年にタコスを扱う店の多い金武町で「タコライス」が誕生しました。
タコライスは、沖縄県金武町キャンプハンセンのゲート前に広がる飲食店街にあった「パーラー千里(せんり)」の創業者、儀保松三が考案し、1984年(昭和59年)に誕生しました。
当時の円高により、それまで主な客であった米兵が外食を控えるようになったため、タコミートを利用してタコスよりもボリュームがありコストパフォーマンスのよい新メニューとして考え出されました。
もともとは店員の賄い食だったという説もあります。
「パーラー千里」で好評を博したタコライスは、後にチェーン展開することになる系列店の「キングタコス」を通して沖縄本島各地に広まっていきました。
タコスの皮の代わりとして、あったかいご飯の上にタコスミートやチーズなどの具材をのせた「タコライス」がメニューに登場したのです。
沖縄のチャンプル文化を象徴するような新しい味に、アメリカ人の間ですぐに人気が高まり、沖縄県民にも広く浸透していきました。
また、金武町では、1990年代から学校給食に採用されるなど非常に一般的な料理となっています。
現在では、レストランやパーラー、お弁当屋さんからスーパー、コンビニでも手にすることができます。
沖縄中で人気のメニューとなり家庭でも手軽に食べられるようにオキハムのレトルトパック「タコライス」も1993年より販売されています。
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タコライスは皿に盛った米飯の上にタコミート(挽き肉に玉ねぎや調味料・スパイス等を加えて調理したもの)、千切りのチーズ、レタス、トマトなどを順に載せ、トマトベースの赤いサルサをかけて食べるスタイルが一般的ですが、オリジナルのタコライスは米飯とタコミートのみであり、発祥の店では今でもチーズや野菜などのトッピングは別料金となっています。
チキンライス&タコミートの組み合わせもあります。
食べ方の感覚としてはそぼろご飯やドライカレーに近いです。
全国展開している外食産業も、沖縄県内の店舗ではタコライスをメニューに加えている場合もあります。
1996年(平成8年)にケンタッキーフライドチキンで「ライスタコス」として同様のものがメニューに登場したほか、2004年(平成16年)からは吉野家、2006年(平成18年)からはほっかほっか亭、2007年(平成19年)からはすき家でも販売されています(すき家は2009年(平成21年)春に販売終了)。
また、変わった所では、モスバーガーも店舗限定ですが「モスのごはん」メニューの一つとしてタコライスを販売していました。
タコスは英語では“taco”(「タコス」は複数形“tacos”から)であり、タコライス (taco-rice) は「タコスの具を乗せた飯」という意味です。
沖縄県内においては「ターコ」「ターコー」とより原音に近いカナ表記を採用している店もあります。
なお漫画「大使閣下の料理人」に、タコライスは1964年に沖縄の女性と米軍兵士が協力して生み出した料理だというエピソードが描かれていますが作中におけるフィクションであり、単行本収録時にはその旨の断り書きが欄外に付与されています。
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