いかなごのくぎ煮は兵庫県の春を告げる郷土料理 ネット通販で評判のお店は?
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いかなごのくぎ煮とは、兵庫・神戸近辺や大阪の一部で食べられている、いかなごという魚の幼魚を使った佃煮のことです。
全国的に獲れるお魚なのですが、兵庫あたりの瀬戸内海には、えさとなるプランクトンが豊富にあり、特に明石近海のいかなごは非常に速い潮の流れの中で暮らしているので、身が引き締まってます。
いかなごのくぎ煮でランキング1位! 口コミ1350件の高評価はココ♪
よく食べ、よく運動しているいかなごをすぐに釜でゆで、佃煮にしているのですから、美味しくないわけがありません!
醤油、みりん、しょうゆにしょうがの風味を効かせた独特の味は、ご飯のお供にぴったりです。
しょうがが使われているといっても、子供もぱくぱくご飯にのせて食べられるので、辛みはなく風味程度ですので、ご安心ください。
くぎ煮の由来は、実に単純で、見た目が釘のように折れ曲がった状態で固まっていることからです。その姿は少し茶色にさびてしまった古釘のようでもあります。
それをご飯に乗せると、甘辛く煮た釘のようないかなごのまわりの甘辛い茶色の部分がご飯に溶け出て、おいしい味わいとなります。
また、味だけでなく春先に取れることから、関西地方では春を告げる郷土料理として知られています。自家製で作るご家庭も多いのですが、昨今は漁獲高が激減し、ご近所でおすそ分けする姿もなかなか見られなくなってきました。
スーパーの売場にも3月終わりになると、いかなごのくぎ煮が店頭に並び、春が来たな、と感じさせてくれます。
お土産としても重宝され、JRの新大阪駅、新神戸駅など新幹線の駅や、神戸空港、関西国際空港や大阪国際空港などでも販売されています。
ホカホカご飯にそのまま載せるだけで立派おかずとなりますが、おにぎりの具として、また晩酌の酒の肴にもぴったりです。
また、ご飯の上に乗せた、いかなごの上からおだしかお茶をかけると、しょうがの香りが食欲を増す、大人のお茶づけが出来上がります。
冷めてもおいしいので、お弁当のおかずとしても大活躍、色は地味めですが、味のアクセントになりますよ。
一番誰に食べてほしいかというと、それはお子様です。
肉の出番が多くなり、魚を食べる機会が少なくなってきたといわれている、日本の食卓ですが。
そんななかで、主になるおかずでなくとも、まるごと小魚が食べられる、いかなごのくぎ煮は栄養的にも摂取してほしい食べ物です。
他の小魚と同様、いかなごにはカルシウムが非常に多く含まれています。
カルシウムはご存知の通り、骨や歯を丈夫にする働きがあります。
また、各種のミネラルが豊富に、バランスよく含まれています。
栄養豊富なお魚を毎日少しずつ食べることが出来るのが、いかなごのくぎ煮の良いところです。
体調管理や生活習慣病の予防に有効ですので、お子さんはもちろん、普段から健康に気を遣っている方に、ぴったりの一品です。
ただ、注意するとするならば、
美味しすぎて、一食に食べる量が多くなってしまうのは気を付けましょう。
いかなごは、塩分や糖分を抑えすぎると傷みやすいので、味付けは他の佃煮よりもしっかりとしていることが多いです。
それゆえ、食べすぎには注意しましょう。
もし、たくさん頂いたり、購入した時には、小分けにして冷凍するのがおすすめです。
長期保存が出来るので、いつでもおいしいいかなごのくぎ煮を食べることが出来ます。
冷凍しておいたいかなごのくぎ煮は、冷凍庫から出してしばらくすると、すぐに溶けて使えるので、急な来客の時にも自信を持っておすすめできる立派な一品になります。
また、先ほど弁当のおかずにおすすめしましたが、冷凍したものを入れておくと、保冷材の代わりにもなりますので、重宝します。
春を告げる関西の味、懐かしさを感じる関西の方へのお土産にはもちろん、贈り物としてもぴったりです。
そして普段使いにも、ぜひ一度ご賞味ください。