山梨県の郷土料理【吉田のうどん】富士吉田の男うどんを通販でお取り寄せ
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富士吉田の男うどん曰く【吉田のうどん】が絶品!!
山梨県にはほうとうともに古くから郷土料理として親しまれてきたうどんがあります。
それが富士吉田市発祥の吉田のうどんです。
非常にコシがつよく、太く硬い麺が持ち味の吉田のうどんは「男うどん」の別名を持ち、郷土料理として独自の発展を遂げてきました。
富士山の北嶺に位置するこの地域は標高が高く、溶岩を多く含む土壌であるため、稲作には向いておらず、古くから小麦が多く食されてきました。
江戸時代に入ると織物の一大産地として栄えた富士吉田。
織物の働き手として重用される女性たちに代わり、男性がうどん作りなどの炊事をすることも多かったそうです。
力のある男性たちが打ったコシの強い男らしいうどん。
それがこの吉田のうどんのルーツになっているのではないでしょうか。
現代でも豪快な男料理はブームともなりましたが、吉田のうどんはそういう意味では男料理の先駆けともいえるかもしれません。
吉田のうどんの特徴は富士山の清らかでミネラル豊富な伏流水を使って麺が打たれていることです。
コシの強い麺に絡み付く汁は醤油と味噌の合わせたものやしょうゆベースのもの、味噌ベースのもの、3つが主流になっています。
トッピングとしてポピュラーなのがキャベツの千切りを茹でたものと馬肉のしぐれ煮です。
うどんにキャベツという組み合わせは初めて食べる方はかなり意外だと思われるかもしれませんが、消化作用のあるキャベツはコシの強いうどんとの相性は抜群なのです。
サクラ肉として古くからこの地方で食べられてきた馬肉は香ばしく、あっさりとした汁に豊かな風味を与えてくれます。
最後に薬味ですが、吉田のうどんではすりだねとも呼ばれる薬味が使われます。
唐辛子の粉に、ゴマ油やラー油といった油分を加え、ゴマ、山椒、生姜、季節の香味山菜などを加えて練り合わせたとても奥の深い味わいの薬味です。
現在富士吉田市内には60軒を超えるうどん屋があり、お昼時には人気店の前には長い列が出来るほどです。
各店舗様々な工夫を重ねて、独自の吉田のうどんをお客様に提供しています。
吉田のうどんはお昼だけの営業のお店がほとんどで、看板の出ていないお店も多くあります。
普通の一軒家のように見え、注視していないとうっかりと通りすぎてしまうなんてこともあります。
それでも評判を聞きつけたうどんファンのお客様が県外からも食べにやって来る今や人気の郷土食となりました。
初めて吉田のうどんを食べられる方はその値段の安さにも驚かれます。トッピングをひとつ加えてもワンコインで食べれる店も多く、その手軽なありがたさはなんとも幸せな気分にさせてくれます。
大抵のお店では入店するとテーブルに注文書が置かれていて、そこに数量を記入し、お店の方に渡すという注文方式をとっています。
これも吉田のうどん店ならではのオーダーシステムかもしれません。
気軽さからか地元の中学生や高校生の生徒たちが都内でいうところのファーストフードに立ち寄るかのように、ワイワイと大人数でうどんを食べている微笑ましい光景をよく目にします。
誰でも気負いなく気軽に立ち寄れる庶民の味こそが吉田のうどんの魅力かもしれません。
外からやってきた人々をも暖かく出迎える富士山のようにおおらかな富士吉田の土地柄があってこそ、吉田のうどんはここまで愛され続けられるようになったのでしょう。
古くから富士吉田の祝儀や宴会などで縁起がよいとして好んで食べられてきた市民のソウルフードともいえる吉田のうどん。
観光で富士山へ、山梨へ、来られた時にはぜひ一度吉田のうどんのお店に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。ご家族で、友達同士で。
カップルで。
大切な人と食べる素朴で温かいうどんはきっと幸せな気分にさせてくれます。
これからも地元だけではなく、様々な方に広く愛され続けてほしい自慢の郷土料理です。
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